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TOP > 大人女性の消費行動:衣食住  > ◆◇食問題編~フードロス◇◆
大人女性の消費行動:衣食住 
◆◇食問題編~フードロス◇◆ 2013.02.28

フード(食品)ロスとは、
食べられるのに捨てられている食品のこと。
日本では大量の食品を輸入しながら、一方で大量に捨てているのです。

農林水産省の推計では、平成21年度
食品廃棄物のうち、500~800万トンがフードロスです。
事業者と一般家庭から、ほぼ半分ずつ。

これがどれだけの数字なのかピンと来ませんが、
米の生産高は、平成24年主食用水稲 約820万トンです。
比べると、膨大な食品が無駄になっていることがわかります。

この2月に開催された「食生活ジャーナリストの会」の
今年度シンポジウムのテーマは、
「捨てられる食べもの」でした。

NPO法人 セカンドハーベスト・ジャパンの
広報室長・井出留美さんの基調講演から抜粋して紹介します。

*セカンドハーベスト・ジャパン
一方に余っている食べ物があり、 他方で食べ物に困っている人がいて、
それをつなぐフードバンク活動を実施。
2000年活動開始、2002年NPOに。


●ロス発生の原因
・製造、小売店
  包装や表示の問題で規格外になった品
店頭から撤去された定番カット品
販売期限切れ *いわゆる3分の1ルール
過剰在庫
  メーカーに返品されることが多い

・飲食業
  食べ残し、余った食材

・家庭
  期限切れ、買い置きし過ぎ

*いわゆる3分の1ルール
  製造日から賞味期限までの期間を3分割し、
製造日から順に、納品期限、販売期限を定める。
つまり、賞味期限より前に店頭での販売期限が来てしまうのです。
<例>
賞味期限が製造日から6か月とすると
製造日→納品期限→販売期限→賞味期限
 ―――――↓――――↓―――――↓
 ―――2か月目――4カ月目――6か月目

●削減の取り組み
・事業者は規格や包装を見直す
・生産調整をする
・3分の1ルールを見直す
・フードバンクを活用
・家庭では、賞味期限切れでもすぐに捨てない
・在庫管理(備蓄も含めて)

●行政の施策
・「食品ロス削減のための商慣習検討ワーキングチーム」発足
  平成24年10月
農林水産省の食品事業者環境対策推進支援事業

・食品リサイクル法では、
食品事業者に再生利用率目標を設定。
食品廃棄物多量発生事業者には定期的報告の義務付け。

☆------☆☆------☆


現状では、メーカーより小売り側のほうが力を持っています。
欠品を恐れ、新商品を並べ、過剰なまでに販売期限を厳守し、
結果的に返品の山を作っているようです。
その返品を廃棄するにもコストがかかり、
回りまわって、消費者が負担することになります。

食べ物を無駄にしない仕組みを作らなければなりません。

また、消費者も食材を判断する五感を養い、
有効に活用する努力をする必要があります。


【今日のポイント】
膨大なフードロスをうまないために、生産、販売、消費それぞれの取組が必要。


【忘れてはいけないこと】
・フードバンクが対象とするような貧困者のなかでも
特に困窮しているのは約200万人。
母子家庭、高齢者が多いのです。

・食物残渣を利用し、一定の基準を満たす飼料を
「エコフィード」として認証する制度が、平成21年3月から。
 このエコフィードで育った畜産物を
「エコフィード利用畜産物」として認証する制度が、平成23年5月から。






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