サイト内容
バックナンバー
サイト内検索
無料メールマガジン
お問い合わせ
TOP > コラム トナリの暮らし > ◎コラム トナリの暮らし  世界一周クルーズに行くには
コラム トナリの暮らし
◎コラム トナリの暮らし  世界一周クルーズに行くには 2012.04.16

クルーズ人気はすっかり浸透したようである。
2012年1月、
イタリアの豪華客船コスタ・コンコルディア号が座礁したとき、
友人は
「去年、ちょうど同じコースで回ったのよ」と言ったものだ。
エーゲ海にカリブ海の経験者も身近にいる。
ぐっと手近なところでは、
「横浜ワンナイトクルーズが素敵だったわ」とも聞く。

 フム、豪華船の旅は短期間でもまさしく非日常でいいだろうね、
流行るはずだと思っていたら、
世界一周クルーズに出かけた知人がいたのだ。

 日本客船では人気ナンバーワンの「飛鳥Ⅱ」で
横浜出港105日間の旅に単身参加。
彼女、2人の娘は嫁いでひとり暮らし。

「お父さんの1周忌とおばあちゃんの3回忌を済ませたから、
昔から憧れだった船の旅に行くことにしたの」。
お連れ合いは5年の闘病の末他界された。
 「お父さんも、ママ一人で行ったらいいよと言ってたし」。

 「良かったわあ。独り者も多いのよ。
 夫婦でも別々に過ごす人もいるし、友達ができるの」。

 おばさん仲間5人のランチ会でのこと、料金600万円也と聞いて呆然とした。

 「でもほら、帝国ホテルに泊まって観光するより安いわよ。
 1日6万円でしょ。
 船なら3食付きでカルチャーやショーもあるし、
 ドクターもいるし」。

 はあ、1週間ならなんとかなっても、105日となるとね。

お連れ合いはサラリーマン、
彼女は、大学生相手の小さなハンバーガー屋を独りで切り回していた。
 「ボリュームがあるから売れてね、朝は4時起きで準備して夜は10時まで」。
 「経理も自分でやって、ローン20年を15年で返すつもりで働いてきたもの」

 「お嬢さんの世話は?」
 「おばあちゃんよ。全部みてくれたの」。

彼女、子供会の役員も自治会の役員もこなし、しっかり者で通っていた。
その店は売ったのだそうである。
 
 一同、なんとなく納得した。
のんびりぼんやり過ごしていては、
代々の資産家でもない限り、世界一周クルーズは遠いのだ。

 
* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

このコラムは、
Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。

 
 
 
トップページに戻る



| トラックバック(0)
◎コラム トナリの暮らし  世界一周クルーズに行くにはのトラックバックURL
COPYRIGHT (C) SINCE 2005 KURASHI INSTITUTE ALL RIGHTS RESERVED.