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TOP > コラム トナリの暮らし > ◎コラム トナリの暮らし すしの値段
コラム トナリの暮らし
◎コラム トナリの暮らし すしの値段 2011.05.03


回転ずしが登場してすでに50年たつという。
ロボットに握られたすしがコンベアベルトに乗って
目の前にやってくる仕組み。
値段は安くて明朗会計。魚介類のほかに、
鶏の唐揚げ、えび天、豚汁、プリンやらメロンやらの雑多な品数。

敷居の高かったすし屋が一気にファミリーレストランになった。
もともとすしはファストフードだったのだから、
手軽に食べられる点では
案外正統派の流れをくんでいるのかもしれない。

料理人とも親しい文芸ジャーナリストの重金敦之氏によれば、
回らないすし屋の間でも、
この頃はニューウエーブが流行りらしい。

居酒屋に傾くか、板前割烹になるか傾向は二つに分かれる。
ともかく、握りずしがメインというよりは、
いろいろなメニューがあるなかで、
締めに小さなすしがあるという具合。
昔はお椀もないのが普通だったようだ。

お酒は嗜むからつまみは適宜豊富、
温かい物もほしいという人種は、
伝統に固執しないほうを選びたい。

問題は値段である。
あまりに有名な店は値段もそれ相応だろうから、
敬遠せざるをえない。
予約をいれて2か月待つのも嫌だし。

と思っていたら、
その筋では名の通った職人の店に行かないかと誘われ、
数人連れ立って喜んで出かけた。

ちゃんと料金が載せてある献立表も見たが、
ビギナーだから、
カウンターではなくテーブル席でお任せコース。
もちろん日本酒も頼む。冷酒にした。

和え物、煮物、サラダ風の刺身、焼き物、
あんかけ茶わん蒸しに、えびのお椀、最後に小ぶりの握りずし、
デザートは抹茶クリームソースかけ苺。
魚は良し、上品な味付けに適切な盛り、
酒の銘柄を変えるとおちょこも変えてくれた。

締めて1万円札1枚でちょっとおつりが出た。
満足、満足。
銀座じゃあないから、場所代が加わっていないのね、
と言いながら、帰途へ。

 職人さんとしゃべりながら、
好みを付けてもらうようになるまでに、何回足を運べばいいだろう。




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このコラムは、
Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。




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