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コラム トナリの暮らし
◎コラム トナリの暮らし~ 働き続けて 2010.08.10

働く女性が確実に増えていることは、
厚生労働省発表の「労働力率」をみればわかる。
昨年2009年、女性40歳~54歳では労働力率7割を超え、
50代後半で63%、60代前半でも45%あった。 

 労働力率とは、簡単に言えば、
収入がある仕事をした人と完全失業者の合計が
総人口に占める割合。
つまり、働けない病弱者、学生や専業主婦を除いた数字である。

30代で働く女性が減少する、いわゆるM字カーブも、
そのへこみ具合が緩やかになっている。
かつては違った。 

     □ ■ □ 

 60歳を過ぎたNさん、
大学卒業以来、ずっと途切れなく働き続けてきた。

彼女が若かった当時、
学卒では就職先がない、
短大のほうが有利だと言われていた。

それでも学生時代は長いほうが面白いと
4年制大学に進学した。
いざ就職のとき、
結婚すれば退職するのが当然の時代に、
「できるだけ長く勤務を」と言ってくれた銀行に
職を得ることができた。

 0歳児保育園はほとんどなく、
育児休職の制度もないなかで子供を育てた。
夕食を済ませた後、子供を連れて再出勤したこともある。
「空いている部長室に子供を入れておいてね、仕事したの」。

 高校時代、親が事業に失敗、
お手伝いさんがいた生活から
アパートで洗濯機もない暮らしになった経験があるせいか、
職を辞すつもりはなかった。
夫は家事の協力はしなかったが、文句も言わなかった。

 「特別なことはしてないけど、
今日は茶色にする?とか言って、
彼の靴を朝そろえてあげてたのが嬉しかったみたいよ」。

 そうして30年以上務めたが、
親の介護をするために、早期退職募集に応じた。

それでも働く人生は終わらない。
ファイナンシャル・プランニングを提供する事業を始めることにした。

「お客? 銀行時代の人たちから
なんだかいろいろ紹介を受けて続いているのよね」。

 孫と遊びたいし、海外旅行もしたいのだが、
仕事に忙しい日々を送っている。


* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

このコラムは、
Wife」に毎号、
河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。




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