デパートの売り上げは相変わらず不振。
丸井今井室蘭店、松坂屋岡崎店、伊勢丹吉祥寺店ほか、
全国で閉店が続いています。
東京の有楽町西武、
京都、阪急四条河原町店も閉店が決定。
主力商品は価格高めの衣料で、落ち込みが激しく、
化粧品や食品ではカバーできなかったのでしょう。
となると、
デパートの顧客だったミドルエイジの女性たちは
どこへ流れるのでしょうか。
彼女たちは、確かに
ユニクロショップにもアウトレットモールにも行きますが、
デパートにも行っていたのです。
ちょこちょこ、売り場を見て、
お目当ての品は少し買って
ちょっとお茶でもして、帰る行動パターン。
美術館やシアターに出かけるときとそう変わりません。
デパートは小売り店舗ですから
個々の商品の集積ぶりはもちろん大切ですが
全体としての居心地良さ、安心感が魅力を持っていたのです。
そうした場所の代替はあるのでしょうか。
改めて強調しておかなければなりません。
人数の多い中年女性
お金も時間も持っている中年女性
節約だけに走ってはいない中年女性
自分にとってのいい時間、心楽しい時間を持ちたいのですね。
優雅な暇つぶしと揶揄されるかもしれませんが
家事、育児の役目を果たした上でのこと
と、当人たちは思っています。
ゆとり感を失ったデパートは
魅力がない、
逆に言えば、ゆとり感が漂う大型店は
支持を集めるでしょう。
【今日のポイント】
ミドルエイジ女性は居心地良いデパートが好きだった。
【忘れてはいけないこと】
商品を見る目は肥えています。
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