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コラム トナリの暮らし
◎コラム トナリの暮らし~プラハのスメタナホールで歌えるしくみ 2009.08.13


 プラハのスメタナホールで演奏してきたと、
年配の女性がおっしゃった。

何を? 合唱。
作品は? モーツァルトの『レクイエム』。
「プラハはね、モーツァルトの人気が高い都でね」。
おおー、ま、そうですけど。

 毎年、プラハの春音楽祭では、
オープニングコンサートにスメタナの『我が祖国』が演奏されることに決まっている。
それほどの国民的大作曲家、スメタナの名前を冠した、
市民会館の美しい大ホール。
そんな場所で、日本人が歌えるとは。
スゴ~イ、アマチュアなのに実力があるんだと感嘆した。

  後でよく聞けば、
実は、専門の旅行業者が手配する海外公演ツアーに参加したのだった。
エッ、そうなの、知らなかった。

 インターネットで探しましたよ。
今、参加者募集中は、ベルリン・フィルハーモニーの大ホールで、
メンデルスゾーンの『讃歌』を来年歌うツアー。
現地のオーケストラと共演、
タクトを振るのはドイツ在住の日本人指揮者。

旅行代は決して高くはない。
名所観光がついていないからだろう。

 ただし、毎週1回、合計20回の練習を重ねる必要がある。
もちろん、日本で、指導者はプロ。

 はあ。いろいろなプランを考える人がいるのね。

それにしても、本場の舞台に立つのは、さぞ良い気持ちだろう。
当日の記念として、演奏を収録したCD、DVDも提供されるようだ。

「オーディションはないの? あまりに下手だったら、ご勘弁なんて」。
「ないのよ。お金があればいいの」。

  そんな旅に行こうかという人たちだから、
音程が外れるなんてことはないのだろう。
発表の機会が決まっていれば、練習に熱が入るのは当然。
しかも外国演奏旅行だ。
気合いが違うというものである。

 普通のお稽古ごとでは飽き足りない層が存在するとは思っていた。
限りなくプロに近づこうという願望。
エネルギーのある女性たち。 

 オンチの私にはノーサンキューの企画だが。


  

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このコラムは、
Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。


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