食べものを考えるシリーズをスタートさせることにしました。
食べることは生きることです。
将来、安心して食料を手に入れられるでしょうか。
真剣に考えなくてはいけない問題です。
まず知ることから、すべては始まります。
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今回は、「地産地消」についてです。
食生活ジャーナリストの会のシンポジウム「地産地消を検証する」で、
パネリストの五明紀春(ごみょうとしはる)氏が発言された内容から。
*五明先生は、女子栄養大学教授・栄養学部長・農学博士。
講演からピックアップします。
*…*
先ず確認したいのは、日本の食材の豊富さは世界一であるということ。
地理的な条件、四季があり雨が多い気象条件による。
地産地消は自給率の問題である。
この自給率が低下している。
地産地消は空間的にとらえられているが、
時間軸で考えることも必要。
つまり歴史から学ぶ伝統に着目しよう。
日本人の遺伝子に適合した食生活はどういうものか。
日本人の遺伝子は飢餓には強いが飽食には弱く、
アメリカに住む日系2世の間では、栄養不適応問題が深刻。
遺伝子が日本型で食事は非日本型のため、
糖尿病者が多い等。
ごはん、おかず2つ、汁物というセット食=定食が
日本型食の特徴で、欧米はアラカルト式。
ごはんは八方美人で、おかずの味を遮断するから
外来の食材を取り入れることもできた。
この定食は、セイフティの高い様式。
子供たちに、この食の様式を伝えることが重要。
日本食の意味を問い直すことが、地産地消の出発点。
「地産地消」は、自分たちの食べ物を考える
精神性の高いキャンペーンと考える。
*…*
食べ物を輸入しておきながら、一方で多く腐らせるシステムのうえに
今の食生活が成り立っていることは確かです。
見直さなければなりませんね。
五明先生は、
経験に裏付けられた判断の眼を消費者がもつべきだと
言われます。
だれかに決めてもらいたいというような、
権威に頼る姿勢ではいけないのです。
ある大学生が、
「1日3食ということは誰からも教わらなかった」と言ったそうです。
栄養を学ぼうという学生が、です。
その親も朝食は食べないのです。
3回に分けて栄養を摂取する意味
ごはんとおかずを摂取する意味、
そんなこと今さら、と思わず、
基本から説かなくてはならない現状です。
【今日のポイント】
日本食の様式の意味を問い直すのが地産地消。
【忘れてはいけないこと】
1億2800万人の食を支えるには、安定的な輸入も必要です。
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