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コラム トナリの暮らし
◎コラム◎ 「美白」に目覚めた 2007.07.01

 なんだかんだ言っても、素肌の美しさは女性の憧れだ。
白い透明感のある肌が、日本では喜ばれる。
ということで、化粧品市場に医薬品業界も参入、
新しい機能をうたった美白化粧品が次々と登場、売れているらしい。

 もともとは30代が買っていたのだが、
このところ中年女性も買うという。
年をとるにつれ、日ごろの手入れが差をつくる―そう思うのだろう。

  □ ■ □

 ある56歳の女性。もともと皮膚が丈夫で、
にきび体質でもなく、いわゆるスキンケアはほとんどしたことがなかった。
石鹸で洗顔し、ごく普通の化粧水、乳液をつけるだけ。

だが、2年前のある日、顔を洗った後、妙にザラザラ突っ張る。
改めてよくよく鏡を見ると、頬にシミが。
それも3つもある。
何とかしなくちゃ。
そういえば、娘が漢方美顔の店に行っていた。
聞けば「良いよ」と言う。

 古い鉛筆ビルにあるサロンへ。
若くてきれいな、たぶん中国人の女性が、パックをしてくれた。
実に気持良く、肌が温まった感じがする。
他人にしてもらうって、こういうことなのね。

 1回5000円。
4500円になる回数券を買って、時々だが途切れることなく通った。
肌がしっとりしてきたような気がする。

 しばらくすると、日焼け止めと美白クリームを勧められた。
計1万3000円。

 2ヶ月続けているうちに、シミが薄くなったようだ。

しばらくぶりに会った知り合いが、「肌がきれいねえ」とほめてくれた。
効果が現われたのだ!

 とはいうものの、目尻にしわもできている。
あごのラインもシャープとはいえない。

 少女のころのきれいさが戻るわけでもないことは充分承知。
だが何もしないことは、もうない。

「女を捨てるとか捨てないとか、おおげさなことじゃないのよ。
ひそかな自慢があるのが嬉しいの」。


(Wife No.326 2007年7月付)


* ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

このコラムは、
Wife」に毎号、河上多恵子が執筆している「トナリの暮らし」を
そのまま載せています。

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