今日は、ルポ編の第4弾です。 50代女性のライフスタイルを、人物に添って探り、 50代女性の生き方の典型をあぶりだしたいと思います。
ターゲット・セグメンテーションができればいいなというつもりです。 では、始めましょう。
団塊世代に当たる主婦、手工芸作家です。 デパートやギャラリーでの小さな展示会で、作品が売れていきます。
もともと手仕事が好きでした。
アイロンがけは主婦が嫌いな家事です。 手間がかかるわりに、うまくいかないことが多いから。
ワイシャツをピシッと仕上げるためには相当な技術が必要で、 習得に時間がかかります。
そのうえ、アイロンは熱くなって、夏にはとてもやれない、 近年、衣服の素材が多様になり、アイロンがけの適温や方法がわからない、等、 嫌いな理由はいろいろあります。
デジカメが普及してきました。 ミドルエイジの女性たちもけっこう持っています。
使い始めるきっかけは旅行ということが多いようです。 カメラ本体が薄くて軽く、フィルムを余分に持って行く必要もないのですから、 少しでも荷物をコンパクトにまとめたいとき、うってつけです。
問題は、その後です。
毎月19日は「食育の日」です。 あなたはご存知でしたか。
「食育基本法」が平成17年7月に施行され、その啓発のために、 6月が「食育月間」、19日が「食育の日」に決められたのです。
そもそも「食育」とは何でしょう。 ●生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの ●様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、 健全な食生活を実践することができる人間を育てること
と、基本法では言っています。
ミドルエイジミセスは、ファッションに関心が高くなります。 というより、子育て中は抑えていたおしゃれ心が、 表に復活してくるということでしょう。
お出かけの機会が増えてくるにつれて、洋服はもちろん、バッグも増えてきます。
女性のバッグには、いろいろなものを入れなくてなりません。
文芸や芸術系、手芸やクラフトなど、一つの趣味を続けている50代女性は多いものです。
ある程度、期間がたちますと、自分の足跡を確かめたい気持ちが生まれます。
コンクールに応募する、作品展を開くなどします。 さらに、形に遺したくなります。
俳句なら句集、短歌なら歌集、エッセイならエッセイ集、地道に続けてきた研究の論文集。 絵画や書道なら作品を撮影した作品集ですね。 絵本の場合もあります。
「映画鑑賞が趣味」という中年女性は多いものです。 若い頃、熱中していたけれど、子育て中は遠ざかってしまった、 近頃、その熱が復活した、 そういう事情のミセスもかなり見られます。
時間的にゆとりがありますから、 「一番好ましいのは、映画館でその世界に浸ること」。
そういうときも、同じ観るならお得に、の意識が働いて、 レディースデイや映画の日の割引サービス、夫婦50割引は当然活用します。
トクホ をご存知ですか。トクホンじゃあ、ありませんよ。 特定保健用食品のことです。
「特定の保健の目的が期待できることを表示した食品であり、 身体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分(関与成分)を含んでいる」 (独立行政法人 国立健康・栄養研究所のサイトより)
カタイ言い回しですね。
厚生労働省が許可し、今年1月25日現在、630品目あります。